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自閉症を中心に知的・発達障害のある人の支援をしているネコのつぶやきです♪
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<就労障害者>公的支援含めても年収200万円以下99%
毎日新聞 11月3日(土)21時2分配信

-----以下、転載----

 福祉作業所など就労支援を中心とした福祉サービスを利用している障害者の約99%が、障害手当などの公的支援を含めても年収200万円以下の「ワーキングプア」と呼ばれる生活水準にとどまっていることが、全国の障害者福祉施設でつくる団体「きょうされん」(東京都)の全国調査で分かった。なかでも年収100万円以下が半数以上を占める状況で、障害者の自立を取り巻く厳しい環境がデータで裏付けられた形だ。
 同団体は11年11月~12年2月、加盟施設などを通じ、身体、知的、精神などの障害者で、通所施設などで働く本人やその家族らにアンケート。約1万人(平均40.4歳)の回答を得て、同10月、報告書をまとめた。

 報告書によると、障害年金や生活保護、障害手当、給与、工賃などを合わせた月収は「4万2000円以上8万3000円未満」が最多の41.1%。続いて「8万3000円以上10万5000円未満」が28.5%だった。年収では「100万円以下」が56.1%、「200万円以下」は98.9%に上った。

 国税庁の民間給与実態統計調査(10年)によると、「200万円以下」は22.9%で、障害者の収入が低水準である実態が明らかになった。

 また、生活状況(複数回答)では、「親と同居」56.7%、「きょうだいと同居」18.3%に対し、「1人暮らし」は7.7%、「配偶者と同居」は4.3%だった。

 同団体は「障害者の多くが十分な収入を得られず、家族に依存して生活している」と指摘。障害者の収入保障制度や、障害者を雇用した企業への公的支援の充実などを求めている。【田辺佑介】

-----以上、転載----


確かに、一般の企業で働いている人でも年収は200万円なんていかない。

時給771円×4時間×22日= 67848円
時給771円×6時間×22日=101772円
時給771円×8時間×22日=135696円

中には交通費が支給されない会社もある。
週30時間未満で、保険は労災と雇用保険だけの場合が多い。

さらに障害が軽度の場合は障害基礎年金も出ない。親亡き後、どうやって暮らしていけばいいのか?

就労で出す側にも十分考える必要がある内容。
1日4時間労働では7万円弱にしかならない。それでも「就労1件」だから、若くて体力のある人でも4時間勤務の会社にどんどん出してしまう。

親が健在で収入があれば生活はできる。
でも、20年後、30年後は・・・?

そこまで考えて就労に出している支援者がどれだけいるでしょうか?
僕らは、そこまで考えなければいけない。もちろん、初めから高い給料を望めば、それだけ間口は狭くなる。まずは社会に出る事、就労する事、経験を積む事。そしてステップアップを考える。

出す時に、その先を見据えて出していかなければ。
難しい問題ですけど、チャレンジが必要。

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プロフィール
HN:
まんちかん
年齢:
43
性別:
男性
誕生日:
1980/06/12
職業:
障害者の就労支援
趣味:
フットサル
自己紹介:
重度の知的障害を伴う自閉症のある人を中心に、幼稚園児の療育から成人の就労支援までちょいちょいつまんできました(*´∇`*)

現在は就労支援と職場開拓をしてます!
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