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自閉症を中心に知的・発達障害のある人の支援をしているネコのつぶやきです♪
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映画館で観てきました。

チョコレートドーナツ公式HP

どうもテレビで「泣ける映画」として紹介されていたようで、実際、映画館には鼻をすする音がいくつもありました。

お話の構成を考えると、もう少し時間が必要だったし、エピソードが必要だった。
「家族になっていった」過程があまり描かれず、ちょっとした手法で簡単に垣間みただけに留まった。
それが後半のシーンの感動を少し薄めてしまったように思う。

おそらく、テーマがいくつかあった為に焦点が分散されてしまったのが原因ではないか。


なんて、つまらない批評をする映画ではないです。

理屈じゃなく、感情で受け止めるのがこの映画の楽しみ方かと思います。


テーマは差別と反抗。
世界は差別に溢れてる。

マイノリティは常に差別にさらされている。

障害者、同性愛者、有色人種。
差別されるのは仕方ないと諦めてしまったらそこでおしまい。世間に、差別に抗う姿が生や愛を感じさせるのだろうか。

理屈なんてどうでもいい。
自分の信じるものを、自分の愛するものを守る事が人生。世間とか関係ない。差別とか関係ない。

そこには自分がいて、隣には自分の愛するものがいる。
愛するものを守る為に戦うんだ。



仕事にも通じる部分があると感じた。
理屈ばかりじゃなくて、自分の感じたもの信じたものを貫く為に戦う。誰にでもいい顔をするのではなく、間違ってると思うものには屈しない。そんな強さを感じた。



ひとつ悲しかったのは、差別に抗う事がひとつのテーマだと思うこの映画、差別される側の人間が、実は別の差別をするシーンがあった。

人は差別され、そして差別する生き物なんだ。
差別する事は生きる事なのかもしれない。

理想論とか建前とか、そんな正しそうな事に縛られて生きてると窮屈だし、どこかで矛盾に圧し潰されるよ。

自分の信じた道を進むんだ。


最後に、この映画に欲を言うならば、3人が家族になっていくシーン。
あの簡単に流してしまったシーンを突き詰めて作って欲しかった。
そうしたら、最後のシーンでは涙は止まらなかっただろうし、裁判のシーンでも同様だったと思う。心に残る1本になったかもしれない。それだけが残念です。


またまとまりのない文章になりました。

チョコレートドーナツ。
今日で公開が終了する映画館が多いようです。

何かの機会があったらぜひ、観てください。
自分に芯を持てずに何となく流されて生きている人。芯を持って生きてみたくなりますよ。

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最近は見かけることの多くなった「障がい者」の表記。

障害の「害」をひらがなにする表記の事だ。


なぜ「害」をひらがなにするのか?

自治体のwebsiteを見てみるとその理由を

・近年、ひらがな表記にする団体が増えたから
・障害者への配慮
・障害者が「害」という文字を使う事に不快感を示しているから
・ノーマライゼーションが進む
・障害の理解につながる
・他に適切で定着した用語が無いから
etc.....


私自身は、この言葉の違いにあまり意味を見出せていない人間だ。

ネットでは「障って字も障る(さわる)って字でマイナスイメージだから、そのうち『しょうがいしゃ』になるんじゃね?」なんて書き込みを見られた。

これは皮肉なんだと思うが。。。。


実際、ひらがな表記にした事で何が好転したのか?そんなアンケートは見たことが無い。

誰かが声高に求め、それを拒む理由も無く、使う団体が多くなったから、自分たちもそうします。そんなスタンスが多いんじゃないかな?と想像します。

本当の意味、本当の理由を語れるのだろうか。


きっと、本当の意味、本当の理由を知った時、私自身もその必要性を理解するんだと思う。



似たような事だが、言葉の使い方で私自身が納得して使っているものがある。

障害を「お持ち」の方、障害を「抱えている」方
   ↓
障害の「ある」方

という表現。


どこで聞いたか忘れてしまったが、
「私たちは障害を好きで『抱え持って』いる訳ではない」という言葉。

障害はそこに「ある」だけで、意思で抱えたり持ったりしている訳ではないというのだ。


うーん、納得。というのがその時の感想。


それ以来、私は障害の「ある」人という表現を使っている。

ICFの考え方にも通じる部分があって、理解しやすいなと思っている。



話が飛んでしまったが、「がい」について納得できる理由が欲しいです。

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障害者虐待防止法が施行されました(厚生労働省websiteより)


先日、虐待防止に関わる研修に参加してきました。
多くの方が会場にかけつけ、その興味関心の強さを感じます。

昨年、平成24年10月から施行されたこの法律。
通報義務だけで、どれだけの効果があるのかな?と思ったのですが、実際のところ通報されるケースは多いそうです。
家庭や施設、職場での虐待がその対象となっているわけですが、厚労省からは職場での虐待について報告があがっています。

ネットニュースとしては
<障害者虐待>職場で被害194人、経済的虐待が最多
毎日新聞 6月28日(金)20時21分配信

が出ています。
最も多かったのは、最低賃金を下回る給与で働かされていたケース。

支援者が介入してる場合、このような事態が起こりうるのか?って思います。
契約の段階でわかりますし、定期訪問の段階でわかりますし。

どういう状況だったのか気にかかります。

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聞いてきました。

1時間だけだったんですが、短すぎでしょー!!!
もっと色々聞いてみたかった。こんなに興味深いお話は久しぶりでした。


発達障害、とくにASDのひとたちの特徴、会社での彼らの使い方をよくわかっている方なんだなーという感想。


自閉症は遺伝。
遺伝ということは何かしら意味があって生き残っている。でなきゃ、淘汰されてるはず。

なんか、いい表現だなーって思った。

当事者やその親が喜ぶ表現かどうかはわかりませんけど。

うんうん、意味があるから存在しているわけです。

内容は基本的な内容でしたけど、本当に自閉症を理解していないとわからない、伝わってこない内容だと思います。

さらに深めた内容を聞いてみたいなぁ。

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昨日、厚生労働省から発表があったようですね。
平成24年のろくいち調査。

全国で単独最下位だった埼玉県の雇用率(1.51%)だったのが、一気にジャンプアップ!

1.51% → 1.62%

最下位脱出!
昨年度、最下位争いをしていた三重県を最下位に置き去りにしていきました。

さて、この雇用率UPの裏には何が!?

25年からの雇用率2%の効果か?支援者の活動の賜物か、はたまた別の要因か?

何はともあれ、多くの障害のある人が就職し、それを継続し、地域の中で自立していけるように、支援をしていきまね!

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プロフィール
HN:
まんちかん
年齢:
43
性別:
男性
誕生日:
1980/06/12
職業:
障害者の就労支援
趣味:
フットサル
自己紹介:
重度の知的障害を伴う自閉症のある人を中心に、幼稚園児の療育から成人の就労支援までちょいちょいつまんできました(*´∇`*)

現在は就労支援と職場開拓をしてます!
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